コチョウランを育てて25年くらいになります
最初はもちろん水苔で
バークチップでもモチロン
胡蝶蘭といっても色々な種類がありますが
かなり多くの種類を育て観察してきました
胡蝶蘭にとっての理想的な環境である
温室などの整った設備ではなく
わたしが目指したのは
ごくごく普通の【お部屋】という環境で
いかに\簡単に健康に/
胡蝶蘭を育てるか という方法!
わたしは基本の育て方を経てきていますが
コンテストで賞を取るような胡蝶蘭栽培の
達人ではありません
あくまで、いかにお家のお部屋で
簡単に健康に胡蝶蘭を育てるには
どうしたらいいかを20年ほど研究してきました
そういった意味では
おうちで胡蝶蘭♪の達人ではあります (^^)
長年の観察で、
胡蝶蘭をふつうのお部屋で育てた場合
▶︎昼夜の温度差による水苔の冷えが
根にダメージをあたえることが
いちばんの難所であると感じました
これは、水苔の下に発泡スチロールを入れて
育てていた胡蝶蘭を抜いてみたとき
水苔部分の根は冷えて傷んでいたのに
発泡スチロールの方へ逃れた根はとても健康だったことから気付いたことです
むしろ、根は すすんで
発泡スチロールの方へ逃れているようにも見えました
誤解なきようにいうと
水苔はとても優れた素材です
蘭を、温度変化が少なく湿度も維持できる
理想的な環境で育てられるなら水苔に勝るものはないでしょう
昼夜の温度差で水苔が冷えたり
なかなか乾きにくかったり
湿度も安定せず
つまり、胡蝶蘭にとって、とても過酷な
お部屋という環境においては
▶︎根を冷やさない事こそがポイントになります
発泡スチロールは温度変化が少ないです
ただし、水分を保持することは出来ないので
温度変化が無いというメリットをとった場合
▶︎胡蝶蘭自身にしっかりと給水させる時間をとる事が二つ目のポイントになります
実験もかねて、わたしは何年も胡蝶蘭を
発泡スチロールやスポンジだけで育ててきました
※スポンジも温度変化が少ない素材です
ただし少しの時間水分を保持するので、発泡スチロールよりは根を冷やします
その分水分を供給できるメリットもあります
実際、発泡スチロールを使い
ほぼ根に温度変化というダメージをあたえないようにした胡蝶蘭が
どのくらい強さを発揮するかというと
東京の真冬を
風よけのみで屋外で冬を越し
マンションの外壁にまでしっかりと着生し
その状態で毎年花をしっかりと咲かせる
そんなことも可能です
(ミニ、ミディ、大輪、色に関係なく)
↑ アメブロ 胡蝶蘭 ツン珍
で画像検索してみてください♪
蘭はほんとうに強い植物で
その可能性は無限です
ぜひわたしの実験を参考に
新しい着生植物の可能性を広げてほしいです
下に、現在の発泡スチロールで育てている
胡蝶蘭の様子と
作り方をのせておきます (^^)